【DIENTA FC】2/1(土)NTTカップ静岡県大会1回戦

DIENTA

2025年02月27日 01:24

何はともあれ、6年生5名と、帯同の4、5年生全員が揃い念願の県大会を戦う事ができました。
そこは本当に嬉しかった。

【NTT西日本グループカップ第57回静岡県ユースU-12サッカー大会】
VS 初倉FC(島田市)
✕0-4

完敗でした。

夏の対戦時にはこちらも数名が不在、そこを考慮しても勝機はあるかと思っていましたが
甘かったと言わざるを得ません。
こちらのやりたい事を全くやらせてもらえず、念願の舞台は一幕で終了となりました。

強豪ひしめく中西部でも戦績上位の初倉さんに対し、守備から入るプランで臨みました。

前半は引き気味でスコアレスで折り返し
相手に焦りの出る後半にラインを上げて前向きの形で奪い、カウンターからゴールを狙う。
こうして振り返ってみれば誰でも絵に描けそうな策です。。

試合前から相手の試合動画も手にし、スカウティングも充分のつもりでした。

ディフェンシングサードではリスクを冒さずにロングボールで裏を狙い、セカンドボールを拾っての攻撃が軸。
サイドが速く、右はえぐってクロス多め、左は左利き、アーリークロスも多い。
システムはミラー、インナーはアンカー気味。

こちらは苦手なロングボール対応でラインを低く設定し、まず裏をケア。
サイドハーフの位置も低くし、CBとの距離も近く、まずスペースを埋めました。
序盤こそ左サイドから攻勢を受けますが、4年生エースが起用に応え、よく頑張ってくれました。
時間の経過とともに相手のスピードにも慣れ、押し込まれながらも崩壊する事なくスコアレスを続けていました。

守備としては、良くできていたもののその次。
守から攻への局面、この差が大きかった。

ボールが前に収まらず、前向きでボールを持てない。
相手のプレスが速く、強いのは承知のうえ。
でしたが、開始5分を長いボールを多用し楽をした反動か、ボールを受ける動きも少なく、プレスをいなせない。
こちらの攻めるターンがほぼなく、押し込まれ水を張った洗面器に顔をつっこまされたような苦しい時間が続く。

そしてハーフタイムもじきというところでショートCKから痛恨の失点。
相手の5年生に2枚が交わされてのゴールでした。
これも押し込まれ、苦しさからつい出てしまったからこその軽率なプレーだったのかもしれません。

プランは崩れ、迎えたハーフタイム。

振り返ってみれば、こここそが問題でした。

1点を返す為、相手のプレスに対し、どこを狙うのか、前進する為にどこにポジションを取り、起点を作るのか
そういった的確な指示を送る事ができなかった。
選手だけでなく、チーム、コーチと全て経験が足りなかった。

後半も展開は変わらず。
こちらのリスタートからボールを失い、素早いカウンターを浴び、2点目を失う。
さらに安易なミスからショートカウンターで3点目。
どちらの局面も相手が速く、鋭くこちらは遅く、鈍い。

4失点目は、悪くなかった。
いや、悪くない失点なんてものはないのだろうが、夏頃までの彼ならこの失点は無かった。
成長が失点に繋がるとは酷な話だが
諦めないからより悪くなる、まぁ長い人生そういう局面もあるのだろう。※株とか

ゲームは決まり、チームを牽引してきた2人をベンチに下げ、来年この場所に帰ってくる5年生をピッチに送る。
短い時間だが、この時間が意味を持ったのか、1年後彼らに聞く事にしよう。

念願の舞台は40分で終わった。

とにかく、力は足りなかった。
出せないもどかしさ、出させない強さ。
人生には経験しなければ分からない事が、とかく多い。

それでも
彼らには先がある。
この悔しい想いを、次のステージで晴らせる舞台がある。


何にせよ、彼らには感謝しかない。
ありがとう。





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