【DIENTA FC】NTTカップ天竜東地区予選決勝トーナメント1、2回戦

DIENTA

2024年12月19日 03:28

15日(日)は地元さわやかグラウンドでNTTカップの決勝トーナメントが行われました

天竜東地区34チームから、予選Rを通過した16チーム。
県大会への切符は8枚。
初戦突破で念願の県大会が決まる、大事な大事な試合。

決勝トーナメント進出が決まってから、毎日のように思い出す、去年の出来事。
予選突破がかかった大一番に、キャプテンと副キャプテンが体調不良で参加できなかったあの悲しい予選最終戦

しかし、この日は無事、全員が揃い、大切な試合に臨む事ができました
奇しくも、前回県大会を決めた7年前、決勝トーナメント1回戦で立ちはだかった相手、同じ監督
あの頃は掛川JFCの選抜チームは無く、89が全日静岡県大会準優勝の強豪でしたが、PK戦で撃破。
厳しい試合でのPK戦の歓喜は懐かしくも鮮明な記憶として今も刻まれています

さて。


【NTTカップ決勝トーナメント1回戦】
VS 掛川JFC89(掛川市)
△2-2
3PK1



不運な形で先制される苦しいゲームでしたが、2度追いついてのPK戦にてプラチナチケットを掴みとってきてくれました


大事な試合。
これまでやってきた事を目に見える結果に昇華する試合。

個人的には、試合そのものよりそこまでが大切だと思っていました。
去年の事もあって。


神様は信じていませんが、お詣りもしてきましたよ、生まれ故郷に。
「試合の日は全員が揃いますように」と。

これまで大きな大会の前日は気持ちが高ぶってなかなか眠れない日もあったりしたのですが
今回はそれが全くありませんでした。
少ないですが、いろいろな経験を足がかりにしっかりと成長を続けてきたメンバー。
彼らが揃って試合ができれば、もし負けてしまっても受入れるしかない。
そう思えるだけの経験を積んで、勝負の日を迎えたのですから。

とはいえ、パフォーマンスはあまりよくなかったです
大きな舞台、緊張もきっとあったのでしょう。

選手もなんで?という形でPKから先制される苦しい展開。
以前ならうろたえる程大きな失点でしたが、意外にも落ち着いている選手達。
失点するのは慣れたのでしょうね。
エースのゴールで一気に形勢逆転
と思ったら、また不可解なプレーから失点

負けるとしたらこんな形なんだろうな。。

何度もへこんで、挫折して。それでも前を向いて頑張ってきた選手達。

システムを変えるか…
立ち上がって悩んでいるうちに、同点弾を決めてくる

もう言われなくても自分達で解決できるよ、と。

しかしながら相手の気合いの入ったプレスと球際の強さは延長でも途切れる事はなく、PK戦へ。
前日のPK練習の結果、皆で出した答えは

「PK戦にはならないよう決着を付ける!」
でした

全然忘れていたのですがPKは3人制でした。
3人なら…いける。

いつもはお任せですが、今回だけは蹴る順番を変えてもらいました。

DIENTAが初めて県大会へ行った当時。園児、それも年中でスクールに来ていた2人が。
今や立派にエースと守護神。
日頃から「お前が守って、お前が決めて勝つんだよ」って。
1本目のPKを止めて、最後はエースが決めて勝負あり

みんなの笑顔がはじけるいい瞬間を見る事ができました


【NTTカップ決勝トーナメント2回戦】
VS Fukuroi FCブルー(袋井市)
✕0-1

2試合目も悪くはなかったのですが、個で中央を割られ、失点
これを最後まで取り返せず、2回戦は0-1で敗戦となりました。

2回戦からはゲームをクリアした後のボーナスステージみたいなもの。
その考えが甘いのかもしれませんが、この舞台での試合を楽しんで欲しい気持ちもの方が強かったです。

相手は20名くらいいる大所帯チームのAチーム。
しっかり渡り合えたゲームでしたが、最後は個の力に屈する事となりました。

失点の場面、寄せの甘さは確かにあったかと思います。

が、6年生の集大成という大事な大会。
そこを2試合通して2バックをやり通した5年生2人は責められない。
相手が襲いかかってくる中、ミスを恐れずにボールを繋ぎ続ける。
サイズもスピードも上の相手に前を向かせず、PAに入らせない。
その時間、初戦の延長を含め、90分。
身体的にも精神的にも疲労しない訳がない。

とにかく、この日は県大会への切符を掴み取り
勝った事で翌週も真剣勝負の試合となる順位戦を戦う権利を得る事ができました


【チームMVP】川島
相手のエースを押さえ込むというタスクをこなしながら
値千金の同点弾
システム変更を苦とせず高いパフォーマンスで遂行。
PK戦も盛り上げて勝利に貢献。
文句の付けようがないプレーぶりだった

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