U-12フットサル選手権予選R
本当に不甲斐ない試合となった。
これが実力だとしても
その原因に彼らは気づけているのか。
【U-12フットサル選手権予選R初戦】
VS 浜松飯田JFC(浜松市)
〇2-0
・松浦×2
6年6名に5年から1名を帯同し7名での参戦。
新年1回目の活動がフットサル最後の公式戦
もうやり方を忘れてしまったようなプレーぶり。
全然シュートを打たない。
でも初戦はこんなもんかの想定内。
【予選R第二戦】
VS 聖隷JFC(浜松市)
×0-5
第2シードの強豪との対戦。
キックオフ最初のプレーで失点し、あっという間に3失点。
心の拠り所が自分の中になく
相手の攻撃性を受けて消沈する。
下を向き、声も出ない。
それはもう終わった事なのに。
一穴が崩壊を呼ぶダムのように、とたんに組織は機能を失う。
フィジカルもスピードも、高さもないたった6人のチーム。
組織というのもおこがましい程、散々な現状を露わにさせられた。
相手にされるがまま。
誰かに言われるがまま。
自分を出す?
どこから?
それすらも諦めて言いなりになっていないのか。
今まで過ごしてきた時間、経験、体験の中で
自ら判断と決断を繰り返し、自らに矢印を向けて小さな責任を負ってきているのなら、話は別。
そうでないなら、どうして苦しい時に力を発揮できようか。
できないのだ。
容を造られた自分のような何か、には。
どうか自分の中に、縋れる何かを備えて欲しい。
困ったとき、落ち込んだ時、ぐっと踏ん張れる足掛かりのようなモノを。
自分で選び、言葉で伝え、気持ちをぶつけなければ育たないそれを。
試合は後半持ち直すも、雌雄は既に決していた。
声も、感情も出さず操り人形のような選手は消えていたのは救いだった。
【予選R最終戦】
VS MFS/G
〇2-0
・永田、杉本
たいがい言いたい事を怒り散らしての第三戦。
負ければフットサルの公式戦も終戦となる試合は
いつも通りボールを回し
いつも通り得点を奪いきれず
良くも悪くも通常運行だった。
それでも声をかけあい、チームらしいフットボールをしていた。
本当に、先の事なんてどうでもいい。
今、この瞬間に全力を尽くせない人間がその先に何を期待するのだ。
【チームMVP】矢部
5年から一人帯同し、プレー機会は多くない中で
ベンチから声を出し、常に前を向いている。
自分の中に、しっかりと自分があるから、他者へと自然と声が出せるのだ。
強い。
去年の先輩達と同じコースで
1年は早い。振り返れば本当にあっという間。
それでも大人時間と彼らでは違う事も忘れてはならない。
少しの我慢?
子供にとってその時間は本当に少しなのだろうか?
彼らにとって今しかないかけがえのない時間。
その今を、今できる事を精いっぱいやりとげて欲しい。
先のこと?
それはまたその時に考えるから。
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